頂上付近、ベン・ヘミングウェイを全力で追う田中

頂上付近、ベン・ヘミングウェイを全力で追う田中

田中太一のSea To Sky挑戦から一晩明けた現地です。
取材陣は現在イスタンブール空港でトランジット待ち、昨日の間に得た田中のコメントなどをお伝えしておきましょう。田中はオリンポスマウンテンレースを2列目でスタート。前日にお伝えしていたとおり、1列目から2分差となりました。「1列目もひどかったんですが、2列目も誰かがアクセルふかしたらその勢いで揃わずスタートしてしまうような感じで…、僕は最後尾から追い上げるような形になってしまいました」と田中。その20分後くらいに取材班はキャニオンセクションで14番手を走行する田中をキャッチしています。
オリンポスマウンテンレースは全長70km以上。田中によれば「海から空へってことだったんで、ずっと上りかと思っていました。もうかなり来たぞ…と思ったところで、また下りになるんです。標高もほぼ0mに下がるんじゃ無いかな、また一から上り直すのかよって。だいたい2個山を登ってる感じですね」と。給油は2回。「ベンと、ショルツ(フィリップ・ショルツ)と長らく一緒に走ってたんですが、給油も同じタイミングだった」とのこと。
「エルズベルグでは、みんな辛いのでハンドルに頭をのせて休むくらいの時間の隙間があるんですが、このレースにはそれがない。究極に難しくない分、休めるところは一切なくて、3時間ずっとバトルしっぱなしです。僕にはそれがきつかったし、それが苦手だと言うことがよくわかりましたね」と田中は言う。「一度離れたベンをとらえたときは、すごくうれしかった。事前にコースを下っているので、パッシングポイントはわかっていたし、最後の数百メートルでスパートをかけたんです」取材班もそのすさまじいスパートを見ていました。ベンは追い立てられ、ミスを誘発しつつフィニッシュに向かいますが、さすがに田中にチャンスを与えるようなことは無く、13位でフィニッシュ。直後に田中がフィニッシュとなりました。
詳細は、各メディアにてお伝えできるかと思います。
14回に渡るロングタームをお読みいただきありがとうございました。

下記より、過去記事を読むことができます。ぜひ、ご覧下さい!
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