ビギナーにとって、マシンの軽さと扱いやすさほどうれしいものはありませんね。
 さらに、セルがつけば最高です。KTMやハスクバーナでは、早くからモトクロッサーをセルのみの構成とし、また2スト250クラスにもセルを装着し続けてきました。ただ「さすがに125にはいらないんじゃないかね…」とばかりに、125はキックのみが採用されてきています。

 KTM中野では、はやいうちにこの問題に着手。125EXCにセルをつけるという、夢のビギナーエンデュランサーをデモ車として確保しています。ここにきて、ハスクバーナ東名横浜ハスクバーナ札幌でもTE125にセルをつけるという動きが出てきました。

 コアなエンデューロファンには、いまさら説明する必要はないでしょう。セルの恩恵は非常に偉大です。転倒時のホットスタートでも、体力を失うことはないですし、キックしづらい場所でも問題なくエンジンがかけられますよね(昔は、キックがかけられる場所まで移動するのだとか、そういう場所でこけないようにするのだとか、精神論でセル不要論が成立していましたが…特にビギナーにとってはあるにこしたことはありません!)。

 ハスクバーナ広報部に問い合わせてみたところ「乗りやすくするというのが一番の目的です。こちらは、XC200のセルを流用するという手法をとっているものだと思います」とのこと。セルキットのようなパワーパーツが存在するわけではなく、KTMディーラー、ハスクバーナディーラーで持っている素敵なノウハウのようです。ぜひ、新車購入を検討されている方、またはセルがほしい125ユーザーの方はご一考を!

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