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SS途中の村には地元の大声援が待ち受けています。

僕がマシンを停めると一瞬静まるのですが、カメラ撮るよ!のポーズをすると大歓声!!

そりゃそうだ。SS途中で停まって撮影するライダーなんて僕くらいでしょう(笑)。

ライダーにしか撮れない写真を撮るのも仕事ですから、仕方ない!

このあと、後ろのライダーも迫ってきて再出発しようとすると、僕との2ショットを撮りたい人が続々と(笑)。あの〜、SSなんでそろそろ走りたいんですけど(笑)。
連日の疲労が重なり、レポートが滞ってしまいました。
まず順番が逆ですが、昨日無事完走し、MOTOクラス40台中19位フィニッシュとなりました。

 

さて、LEG1、LEG2は赤土スリッピー地獄。LEG3は灼熱ジャングル迷路地獄。さらに荷物積載トラック遅着による睡眠不足、それに加えて過去にない厳しいターゲットタイムのため、SS終了後もときに350kmのリエゾンを休まず走破しないとペナルティが課せられるなど、厳しい要素が増えた今年のAXCR。

それでも他の海外ラリーよりもSSの本数が少ないなど、楽な要素が多いのも事実です。
最後までサバイブするために、休息や整備、なにを優先するか自分で決めて行動する、濃密な時間がラリーならではの魅力です。

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SSスタート直前なのにゴーグル落として曇らせてしまった池町さん

 

LEG4は序盤順調に進んでいましたが、コマ図には書かれていない増水した川があり、
池町さん、前田さんはコマ図どおりに進んで水没してしまいました。
手前の分岐点にタイ人がいて、迂回路を教えてくれるのですが、いかんせん何を言っているのか分からず、さらに後ろからきた多国籍ライダーが集まり右往左往。
そこへタイのライダーがやってきて、ようやく彼らが迂回路を教えてくれているのだと理解し、前に進めたわけです。しかしながら凄いのは、前日のマシントラブルにより後方から追い上げて全員抜きした江連さんが、迂回路の意味を瞬時に理解してトップを奪取したのでした。もちろん単独走行、単独判断です。
こういった面白いエピソードは毎日あったので、誌面で紹介します。

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焦ってピンぼけしましたが、こんな薮が覆い茂る林道や、シングルトラック、線路の脇、オープンエリアなど色々な所を走ります。

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スウェーデンのハスクバーナライダー達も速くてタフガイばかりです。

続いてLEG5は後半SSがキャンセルになりました。
山間部を中心とした、日本の林道にも似たSS。
この日は、ほぼ石井進さんと一緒に走破しました。川渡りは石井さん、タイのトップライダー、僕の3人でエンジンを切って押して渡りました。石井さんは川にゴーグルを落として流してしまいました(ここの川は余裕がなくて写真撮れませんでした)

その後、途中に江連さんがマシントラブルで止まっていて、
「この先に警官がいるけど、間違えた道を走らせようとするので無視してください」とアドバイスをいただきました。案の定僕らに対して間違い情報を出してきます(笑)。それを無視して進むと、またもや地元警官。この偽情報にまどわされてミスコース(笑)。すぐに気づいて先を進みました。いやあ、LEG3でやられている僕には、「地元の警官は信用するな」の江連さんの言葉が身にしみます。

そしてBAJAのレジェンド的存在の石井さんのライディング、本当に素晴らしくスムーズで速かったです。荒れた路面をほぼスタンディングで駆け抜ける姿を間近で長時間見ることができた日でした。いやあ、楽しかった。

後半SSがなく早めにホテルに戻れるはずでしたが、帰りのリエゾンで痛恨のミス。
石井さん、福村先生、僕の3人は、ホテルのある街とは見当違いの方角へ突き進んでいたのでした(笑)。コンビニでマップを買い、Googleマップで現在地を確認してから帰還。ツーリングしてました。200kmくらい大回りしました!

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