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アフリカツイン、ついに詳細が発表!
少しずつ情報がでてくるアフリカツインCRF1000Lですが、いよいよ公式に海外にて詳細が発表されました。いままで、テクニカルインフォメーションなどが小出しにされてきましたが、今回はさらに細かく機能やその他が発表されているといった形です。
このCRF1000L Africa Twinは、欧州にて12月中旬から順次発売します。なお、欧州での発売後、北米や日本などでの販売を計画しています。
とのこと。日本語でプレスリリースもでているので、下記に添付しておきましょう。
=主な特長=
●最高出力70kW※を誇る軽量・コンパクトな998cm3エンジンと進化したDCT
新開発の水冷・4ストローク・OHC・4バルブ直列2気筒エンジンは、オフロード走行から長距離ツーリングまで幅広い用途での扱いやすさと、リアタイヤのトラクションが感じとれる出力特性、そして心地よいパルス感をテーマに開発しました。モトクロスマシン「CRF450R」「CRF250R」など、レーシングマシンの開発で培ったノウハウを活用し、軽量化、マス集中化、低重心化を徹底的に追求。これらのモデル同様の4バルブユニカムなどの採用で、コンパクトなパッケージを実現。潤滑方式にセミドライサンプを採用することなどで、250mmの最低地上高を確保しています。
出力特性にもこだわり、270度位相クランクシャフトによって、どの回転域においてもレスポンスがよく、回転数が上がるにつれて、ライダーに深みのあるエンジン音を響かせながらしっかりとトラクションを感じさせるほか、2軸プライマリーバランスシャフトが振動を軽減します。
また、Hondaの独自技術である二輪車用DCT搭載車をタイプ設定しています。今回のDCTには、マニュアルモードのほか、良好な燃費性能と快適なクルージングを最適なバランスで発揮できるように設定された「Dモード」、スポーティーな走りをさらに追求した変速パターンを採用した「Sモード」という、2つのオートマチックモードを備えています。Sモードでは、3つの変速パターンから選択することが可能です。さらに、このDCTは、アドベンチャーの環境においても本来の性能を最大限に発揮します。インストゥルメントパネルの右側に装備したGスイッチを押すと、クラッチ制御がレスポンス重視の特性に切り替わります。また、登降坂角を推定する制御も採用し、坂道でも適切なギアを選択する新たな機能も搭載しています。
※ 欧州仕様車の数値
●安定した走行と機敏性を両立した車体と足回り
車体の開発では、オフロードでの扱いやすさ、長距離ツーリング時の快適性、積載走行時の安定性の3点を主なテーマに掲げました。新開発のスチール製セミダブルクレードルフレームや、高性能なサスペンションの採用により、さまざまな環境で“楽しく走れる”性能を確保しています。また、タフなアドベンチャー走行や、タンデム、積載走行時にも余裕のある耐久性を確保しています。フロントブレーキには4ポットラジアルキャリパー、ならびに310mmのウェーブ形状のフローティングディスクを装備。サスペンションには、230mmのロングストロークを確保した倒立フロントフォークを採用し、フルアジャスター機能も装備。リアクッションは、ダイヤル式油圧プリロードアジャスターを装備しています。
タイヤは、ラリー専用車「CRF450 RALLY」同様に、フロントとリアにはそれぞれ21/18インチのスポークホイールを採用。それぞれ90/90-21、150/70R18サイズのチューブタイヤを装備しています。
●デザインテーマ「UNLIMITED ADVENTURE」
「UNLIMITED ADVENTURE(無限の冒険)」をテーマにデザインされたスタイリングは、最低限のボディーワークによる軽量のデザイン形状とし、スリムで軽快な印象を実現しました。2灯ヘッドライトは、初代Africa Twinの風貌を踏襲。シート高は20mmの幅で調整が可能です。18.8Lの大容量燃料タンクは、良好な燃費性能とあいまって、ワンチャージでの航続距離は400kmを可能にしました。
車体色は、合計4種類としています。
・デジタルシルバーメタリック ・マットバリスティックブラックメタリック
・CRF RALLY カラー
ダカールラリー参戦マシンCRF450 RALLYのカラーをまといレーシングイメージを強調
・トリコロール
初代アフリカツインのイメージを継承。独特なラインとカラーリングが、アフリカツインの復活を象徴
●コントロール性を重視した制御系
Honda セレクタブル トルク コントロールは、4つのモード(レベル1、2、3、OFF)が路面状態や走行シーンに合わせてライダーが任意に選べるようになっています。
ABSは、ライダーの任意の操作により、リア側のABSをOFFに設定することが可能です。
この記事の著者について
- 稲垣正倫(Enduro.J)
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