STAGE3
STAGE3_PRO

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ステージ優勝のホアン・バレダ

ステージ優勝のホアン・バレダ

ツイスティな山岳路を攻めるバレダ

ツイスティな山岳路を攻めるバレダ

1/5 ステージ3 テルマス・リオオンド~フフイ
リエゾン:350km SS:200km(314kmの予定から短縮)

Hisashi Haruki BIGTANK

雨の影響が続き、314kmの予定だったスペシャルステージは、スタート地点を移動することで200kmに短縮された。しかし、全体では700km近いタフなステージ。ゴンサルベスのメカニカルトラブルで出鼻をくじかれた感のあるHRCは、ホアン・バレダがスパートしてステージウィン。バレダのダカールラリーにおけるステージ優勝記録は14回となった。そして南米HONDAチームのケビン・ベナバイズが2位、そしてパウロ・ゴンサルベスが3位と”Red Army”が1-2-3という結果。そして4位に、ダカールデビュー戦のエンデューロワールドチャンピオン、アントワン・メオ(KTM)がつけた。メオは、前日、他のライダーのレスキューにあたって30近いタイムロスを背負ったたため総合では13位にとどまる。前日首位のトビー・プライスはトップから約8分遅れの37位。総合では10位となったが、首位とのタイム差は5分少々で、長いラリーの中ではまだ僅差というべきだろう。ライア・サンツはステージ21位。三橋淳(KTM)は現在総合78位。

ホアン・バレダ(HRC)
今日は良かったですよ。昨日は最初のスタートで道を切り開いていかなければならなかったのでちょっときつかったです。今日は7番手のスタートだし、昨日ほど道も悪くなかったので…。ナビゲーションもほとんど必要なかったので、プッシュして集中して走ることができました。このままトップグループのポジションをキープして、中盤の難しいステージに備えたいです。

トビー・プライス(KTM)
今日は飛び出してくる動物や、コース脇で応援してくれている観客がとても近くて注意が必要でした。今日は安全に走り切ることを第一に考えて少しペースダウンしました。まだラリーは始まったばかりですし、順位は落ちていますが、タイム差は5~6分ですよね? 気にするほどのことではないですよ。重要なのは後半戦です。スマートな戦いをして最後に良いポジションでフィニッシュするのが目標です。

アラン・デュクロ(Sherco)
最高でした。今日はとにかく気をつけて走りまくした。峠道が続いて、ワンミスが命取りになるステージでした。冷静に攻めるをことを心がけていましたが、後半リズムに乗れてきたので、けっこう良いタイムが出ているんじゃないかな? たぶんトップ10には入っているでしょう。(実際には9位)。明日はちょうどいいポジションでスタートできるはずです。

ケビン・ベナバイズ(HONDA)
今日はすごくいいステージでした。ライディングもナビゲーションも絶好調でしたよ。雨ですか? 雨は得意ですよ。岩の多い山道も、好きなシチュエーションです。この後も、この調子で毎日をこなしていきたいと思います。

Stage 3 Results
1, Joan Barreda (POR), Honda, 2 hours 03 minutes 37 seconds
2. Kevin Benavides (ARG), Honda, + 00.26 seconds
3. Paolo Goncalves (POR), Honda, + 00.52
4. Antoine Meo (FRA), KTM + 00.53
5. Stefan Svitko (SVK), KTM + 00.57
6. Pablo Quintanilla (CHI), Husqvarna + 01.18
7. Adrien van Beveren (FRA), Yamaha + 02.02
8. Gerard Farres (ESP), KTM, + 02.12
9. Alain Duclos (FRA), Sherco, + 02.21
10. Matthias Walkner (AUT), KTM, + 02.52

Overall Standings after Stage 3
1. Barreda at 6 hours 26 minutes 50 seconds
2. Svitko + 00.14
3. Benavides + 0048
4. Goncalves + 01.08
5. Duclos + 01.10
6. Walkner + 01.47
7. Quintanilla + 02.38
8. Faria +03.57
9. Pedrero + 04.33
10. Price + 05.03

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Enduro.J & BIGTANK magazine
特設2016ダカール速報チーム。現地に飛んでいるEnduro.J稲垣と、アーカイブを交えた原稿起こしを担当するビッグタンクマガジン春木のコンビが、2016年のダカールを斬ります!

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