CARTE7
PROFIL_US7
s-S7

1月9日 ステージ7 ウユニ~サルタ
リエゾン:481km SS:336km

Hisashi Haruki BIGTANK

ラリーは折り返し地点のウユニを離れ、50kmほどのリエゾンを走ってからスペシャルステージがスタート。この日は、序盤からKTMのアントワン・メオが飛ばした。5度の世界タイトルを持つ現役のエンデューロチャンピオンは、昨日、暫定結果でトビー・プライスに続くステージ2位。後にウェイポイント不通過のミスが発覚して、5分のペナルティがつけられたが、ストレスを吹き飛ばす走りを見せてステージ優勝! SSをスタートしてまもなくの15km地点で、KTMのマティアス・ウォークナーがクラッシュ。レスキューされてリタイアとなった。ウォークナーは、前日まで総合3位だっただけにKTMファクトリーチームにとって大きな痛手となる。ウォークナーのクラッシュの第一発見者はパウロ・ゴンサルベス(HRC)。ゴンサルベスは、タイムアタックを中断してファーストエイドにあたった。レスキューを要請し、パプロ・クィンタニラ(Husqvarna)が到着するまでライバルチームのウォークナーを支え、結果大きくタイムロスするがその後挽回を図ってSSは31番手フィニッシュ。最終的に主催者は、レスキューに要した時間を酌量してゴンサルベスのタイムから10分53秒を減算、HRCのエースライダーはステージ3位、そして総合首位をキープすることになった。HRCのもう一人のエース、ホアン・バレダは、前日のウユニのループでマシントラブルに見舞われて大きく順位を落としたが、この日、序盤で戦線離脱となった。メオに続くステージ2位はサルタ出身、南米ホンダチームのケビン・ベナバイズ。

首位をキープしているパウロ・ゴンサルベス(HRC) ステージ6での写真

首位をキープしているパウロ・ゴンサルベス(HRC) ステージ6での写真

ここまでの総合は、1位ゴンサルベス(HRC)、3分12秒遅れで2位トビー・プライス(KTM)、3位ステファン・スビッコ(KTM)はトップから9分21秒遅れ。KTMの三橋淳は65位と順調。

アントワン・メオ Barni C.

アントワン・メオ
Barni C.

アントワン・メオ(KTM) ステージ優勝
前半は難しかったですね。朝の太陽に向かって走るルートだったので、逆光で視界が悪く、地形が読めなかった。給油ポイントを過ぎてからは楽しく走れましたよ。雨でダストもなかったし! 全体に昨日より調子が良くてうまく攻めることができました。でもまだまだラリーは難しいですよ。なんとかトップ10でフィニッシュできたらいいですね。そのためには1日1日確実に走ることが大事だと思います。ベストを尽くします! 体調はいいですね。でも後半はどんどんタフになるはずですから、力を入れ過ぎないで走りたいと思います。

Follow me!

この記事の著者について

アバター画像
Enduro.J & BIGTANK magazine
特設2016ダカール速報チーム。現地に飛んでいるEnduro.J稲垣と、アーカイブを交えた原稿起こしを担当するビッグタンクマガジン春木のコンビが、2016年のダカールを斬ります!

なお、Enduro.Jが2月末に発売を予定しているEnduro.J Magazine vol.1はダカールがテーマ。ぜひここから予約申し込みを!!
Tagged with: