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やっぱベスコンやったね!(そこかよ)
ドキドキし通しの2日間でした。興奮状態でほぼ眠れんやったというね。

土曜の朝に福岡を出て、昼前にテージャスに到着。バイクを降ろし昼食を済ませ、いざ下見へ。印象深かったのは、斜度は何てことないけど長い上り坂と深い轍が何本もある下り。その他も、慎重に行けば問題ないだろうなという感じのちょっとしたガレ場とヌタヌタの溝。

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そしてレース当日、今回のタイヤはシンコーの524Fと525R。空気圧はF:0.6、R:0.4。1周目。スタートはゆっくり行こうと安全に走り出し得意の何もない下り(笑)で追い上げ開始。森の中に入るとすぐに渋滞発生、バイク3台が並ぶと完全に塞がる程しかない道幅のちょっとしたガレ場が続きます。ここでTT-R125LWEの小さな車体とトコトコ走るエンジン特性、さらには、魔法のエレクトリックスターター! これらの良さを遺憾なく発揮し10台くらい抜いたんやないかな?多分ね。

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でいい感じのまま深い轍多数の下りで見事に転びVFX-Wのノーズガードが取れる。でも体もバイクもダメージなく、すぐに引き起こし走り出しました。ヌタヌタの溝で脇道に逸れてしまい、見事にフロントタイヤが半分以上埋まり、ここでCOMPクラスの見知らぬライダーに助けてもらい(ご覧頂いてますか?あの時はありがとうございました)…。1周回り終えたのは31分。単純計算で「今日は4周か」…と思いましたが、考えが甘過ぎました。

1周目とは全然違う2周目

いざ2周目に入ると、え? さっきと同じ道? という変貌を遂げた箇所がいくつか…。
3回程がっつりはまってかなりの時間と体力をロスしてしまいましたが、結果的に走り自体は楽しかったです。ブレイズでの練習が効きましたね、モトクロスコースしか走ってなかったら1周も出来んやったかも。それにぬかるみでバイクと戯れていると、余裕のあるライダーが「がんばれー!」と言ってくれたり、広場に出るとギャラリーやピットの方が声援を送ってくれたり、こういうのって本当に力になるんですね! これから観戦に行く時はしっかり応援しようと思いました。結果はWDクラスでトップとの差13秒。人間もバイクも大きなダメージなく走り切る事が出来てよかったです!

怒っています。

ただ一点、憤りを覚えた出来事がありました。今まで和気藹々とした草レースにしか出た事のない、レース初心者の素直な感想を書かせてください。

走行中の女性ライダーに後ろから突っ込み、共倒れ。自分のバイクだけを起こして走り去った男性ライダーがいました。しかも、そこは小柄な女性がフルサイズのバイクを起こすにはあまりにも過酷なヌタヌタの場所。男女云々言うつもりはありませんが、スポーツマンシップという観点から見ても、疑問符がつきました。レースなのでみんな必死なのはわかります、私も必死でしたから他のライダーに迷惑をかけた場面もあったかと思います。

しかし、走り終え、その転倒で打ったらしい腰をさすりながら歩く彼女を見た時はやはり胸が痛みました。声をかけると複雑な表情で…私にはそう見えたのですが「レースですから」と仰っていて、なんとも言えない気持ちになりました…が、それらを含めても良い経験になりました。何事も経験ですね。

お手伝いもしてきました!

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経験と言えば、COMPクラスではホンダのピットで、ちょっとだけチーム九州のお手伝いをさせて頂きました。ピットクルーの雑賀さんが色々と教えてくれたのですが、ライダーひとりでレースしているのではないのだと、実感できましたね。

ピット前を通過する少し手前で見ておきたいからと、少し離れた場所に目を凝らし、サポートするライダーの挙動や車体に異常がないか確認。違和感があればそれに応じた準備をしておく。ガソリンの残量でコースのコンディションや、アクセルの開け具合などを判断しピットインのタイミングを図る。もちろん、ピットインすると給油や整備、ライダーの栄養補給などを迅速に行う…。ライダーがペース配分を考え3時間走り続けるのと同じ様に、ピットにいる方々も神経を集中させ全力でライダーをサポートしていました。正にチームワークですね。

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楽しい時間の経過は早いもので、あっという間に初めてのJNCCは終わりました。そうそう、イベント事の楽しみは人との繋がりが生まれるところでもあります。今回も新たな出会いが沢山ありましたが、特にWAクラスで走っていた木村慧さん、見た目はかわいらしいのに負けん気強くて根性がある、あたしの大好きなタイプの女性です。イベントに参加し人に触発されるだけでなく、それをフィードバックしオフロードバイクのおもしろさを人に伝え、女性オフロードライダーを増やしたい気持ちがさらに強くなりました。

最後に、コースレイアウトや準備などをされた主催や、スタッフのみなさん、参加されたライダーやサポート、観戦に来られたみなさん、チーム九州の橋本さん、バイクを見せてくれて、整備やレース用パーツの事も教えてくれた大輔さんとまちゃさんと松尾さん、レースやピットの事を教えてくれた雑賀さん、相乗りさせてくれた川下さん、ちゃねさんやシンコータイヤの木村さん、ラッキーさんやヤマハの平ポンさん、BEATの松本さんやUrata Japanのみなさんなどなど、開場で会いお話ししてくれたみなさん、本当にありがとうございました!そして本当にこれが最後、あたしの大事な相棒TT-R! ありがとう、お疲れさま! 綺麗に洗ってメンテナンスするけんね〜。

ではまた!

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