全日本モトクロス選手権、第4戦SUGO大会でIA2岡野聖が自身初の両ヒート優勝を飾りました。

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今年のIA2は能塚智寛の連続優勝が続いており、誰がストップをかけるのかが注目されていました。そんななか、連勝を止めただけでなくピンピンで完全優勝。しかもラップタイムを見るとIA1のトップ選手と同等か、時には上回っていることも。その速さの秘密の一端はどうやら、新しく導入したクラッチにあるようです。

Suter_Clutch_2015_39 のコピー

SuterClutch
スータースリッパークラッチ
価格:¥133,920(税込)〜
■moto禅

岡野聖が駆るYZ250Fはエンジンパワーを向上させているため、コントロールが難しく、思うようなライディングができないでいた、とHINSON輸入元のmoto禅では話しています。

第3戦中国大会が終わったあと、以前からmoto禅が提案していたスリッパークラッチを導入したとのこと。

モトクロスレースの世界ではクラッチといえばHINSONが有名ですね。なかでもHINSONのモメンタムクラッチバスケットは通常のものよりも重量があることで低速のトラクションを向上させ、マシンを扱いやすくさせる効果があります。しかし、HINSONモメンタムクラッチバスケットはYZ250Fに適合するものが出ていません。

そこで、このスータースリッパークラッチ。他のHINSONのクラッチよりも700g重く、バスケットを変えるのと同じ効果が得られます。

さらに、スリッパークラッチの特性として、シフトダウンの時に機械的にクラッチを滑らせて半クラ状態にすることによって、急激なエンジンブレーキによる後輪の挙動を抑えてくれます。マシンコントロールやホッピング制御などといったライダーの負担が軽減され、ブレーキやアクセルの操作に集中できるようになり、タイムアップに繋がります。

もともとはmotoGPから生まれた技術なので、モトクロスだけでなく、エンデューロの荒れた路面やモタードのスライド走行、公道での急ブレーキ時などにも効果を発揮してくれ、どんなライダーにも有用な製品です。

ちなみに今回の岡野聖のクラッチ仕様はこんな感じらしいです!
HINSONビレットクラッチバスケット
HINSONスチールクラッチプレート
HINSONフリクションプレートセット
suterスリッパークラッチ

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