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ハスクバーナのマークの起源って、こういうことなんですよ。知ってました?

 ハスクバーナインプレの第二弾は4ストロークマシン4台。今シーズンも、FE250、350、450、501と4台がラインナップされているハスクバーナです。以前書いたとおりで、4スト全車にトラクションコントロールがついています(KTMはシックスデイズモデルのみ、ただしオプションのスイッチを装着するだけでトラコンが使用可能)。
 250と350、450と501という組み合わせでベースエンジンが同じ。昨今のハスクバーナの特徴でもありますが、大排気量も扱いやすくなってきました。

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トラコンで1サイズダウン

 今回の試乗コースは、降り続く雨のせいもあってひどいマディ。フープス状のギャップに水がたまりすぎて、ギャップがわからなくなるほど。難しいヒルクライムやダウンヒルこそ無かったものの、ただ走っているだけで体力を消耗するロングルート。その長いロングルートを抜けると、ヨーロッパでのISDEを彷彿とさせるグラストラックが開けるという「デザート」付き。ただ、このデザートも雨のおかげで超絶滑る状態。
 ある意味、トラコンを探るにはもってこいのコンディションだったと言えるでしょう。
 最初に乗った4ストは350。普段から乗っていることもあって、しっくりくる排気量とサイズ。ただ、15EXCから比べるとひとまわり小さな感じを受けるのと、250のような取り回し感。あとから気づいたんですが、これはトラコンによるものだと思います。トラコンで制御されているトルクに対して「250くらいかな?」と感じたわけですね。実際、FE250に乗り換えると旧モデルよりもがんがんに回るし、パワーもだいぶ出ていて(軽さの影響もある)、まるで2スト125のような感覚で乗れてしまう。350も晴れた日に乗れば、十分なパワーを感じることができたはずです。
 同じように、450は350なみ、501は450なみといったフィーリングで、なんとなくですがワンサイズダウンしたような扱いやすさが印象的でしたよ。

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450/501のエンジン。基本構成をそのままに、サイズや重量を一気に進化させた17モデル

レースに出るなら、僕には450以上は手に余る

 450、501は6kgも軽量になっていて、旧モデルの250なみの軽さです。実際、軽い。去年のモトクロスレンジのインプレでも感じましたけど、相当に軽い。これは誰でもきっとわかる軽さだと思います。
 ただ、取り回してみると僕にはちょっと無理かなと感じます。トルクの太さや、一発一発の回転マスの大きさ、ギヤ比のロングな部分は、僕らビギナーには「重さ」に近いフィーリングとしてフィードバックされます。こればかりは、車重が減っても難しい。ビギナーはスピードをのせることが難しいので、450が求めているスピード域に入っていきづらいことも理由だと思います。
 JNCCトップライダーの原田健司さんは、350と450が近く、250が軽すぎる戦闘マシンで、501は少しパワーが飛び抜けた印象とのことでした。
 ただ、少なくとも10年前くらいのビッグボアエンデュランサーから比べれば、飛躍的に乗りやすいのも事実。レースではなく、フリーライドが中心という人には、450や501という選択肢が見えてくるはずです。

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ねじれ剛性と縦方向の剛性に関してバランスをとりなおし、乗りやすくなったフレーム

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