さて、全日本モトクロス選手権もそろそろサマーブレイクが終わり、第7戦近畿大会が近づいてまいりました。

今年は各クラスHONDA勢の圧勝から始まり、どうなることかと思いましたが、どのクラスも非常に面白い展開になっていますね。開幕からずっとランキングトップを守ってきた成田、能塚、大倉、中野が最後までトップを守りきることができるのか。注目です!

後半戦が始まる前に、現在のランキングを見ながら藤沢大会の結果を思い出しておきましょう。

★IA1
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IA1はランキングトップの成田亮が藤沢のヒート1でマシントラブル。17位という結果に。ヒート2ではしっかり優勝を勝ち取るが、2位とのポイント差を縮める結果に。しかし、成田を追い上げていた好調の平田優は「本人の都合により」藤沢大会を欠場。さらにランキング2位につけていた、藤沢をもっとも得意とする2015チャンピオン小島庸平が予選で他車と接触し、手を骨折してしまうアクシデント。それでも決勝レースは両ヒートともポイントを獲得していますが、ランキングを2つ下げてしまうことになりました。チームメイトの熱田孝高は総合3位の好成績を残し、ランキングを2つあげ3位に。神戸大会ヒート2で初優勝を飾ったプライベーターの深谷広一は決勝ヒート1のスタートで負傷。両ヒートノーポイントとなってしまいましたがランキングは6位をキープしています。
総合優勝はヒート1で今シーズン初優勝を飾り、ヒート2でも2位に入った新井宏彰。上位陣が崩れたこともあり、ランキングを2つアップして一気に2位に浮上。また、チームメイトの田中教世も嬉しい今シーズン初表彰台を獲得し、総合2位。ランキングも2つあげて8位になっています。
今年はアメリカでAMAなどのレースを転戦していた安原志が全日本に今シーズン初出場、総合5位に入っている点も注目したいところです。

★IA2
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IA2は2-1で総合優勝を果たした渡辺祐介と、今期3回目の表彰台に上がり総合3位の古賀太基が共に1ランクアップ。ダートスポーツ最新号の表紙を飾ってくれた小川孝平は7-9と振るわず、2ランクダウンしてしまいました。この3-5位の差はわずか9ポイント、ラスト3戦はここの争いにも注目ですね。そしてなんとルーキーの森優介が総合7位を獲得して3ランクアップ、トップ10入りしています。竹中純矢は予選で足を負傷、決勝レースでもうまくリズムに乗れずランキングは6位をキープ。能塚、竹中の2名はサマーブレイク中にMXGPにスポット参戦して経験を積んできましたので、残り3戦の活躍に期待しましょう。

★IBOPEN
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IBは大倉由揮の快進撃が止まりません。第6戦まできて全ヒートで1,2位を獲得しています。2位、大城魁之輔との差をさらに広げて、早ければ次戦、名阪にでもチャンピオンを確定してしまうほどの圧倒的な強さを見せています。注目はやはり昇格ボーダーライン。N.R.T児玉伯斗が総合2位を獲得し、一気に6ランクアップして11位に。神戸、藤沢と2戦連続表彰台に登った町田旺郷が2ランクアップし、ボーダーライン脱出。ハスクバーナを駆る下村里駆はここのところランキングが右肩下がりだったがヒート1で4位に入り、3ランクアップしています。
また、注目の15歳コンビは鴨田翔が総合11位に入る活躍を見せ、両ヒートでポイントを獲得。ランキングも5ランクアップして21位になっています。

★レディス
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レディスクラスはランキング1位の中野洋子が優勝して1位をキープ。それを追う竹内優菜も着実に2位に入り、上位陣のランキングに変化はありませんでした。安原さやがSUGOから3戦連続表彰台を獲得し、じわじわと追い上げてきています。また、ランキング6位につけているT.E.SPORTSの高橋絵莉子はこの藤沢大会をもって全日本モトクロスを引退。来年度のオートレースデビューに向けて養成所へ入ります。

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