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Mr.オルソンさんと完走を喜ぶ筆者。

来年はぜひあなたも感動のフィニッシュを目指しませんか?

 

パタヤでLEG1の準備。マシン整備に加えて、マップの長さに焦り、どこで分割するか、どこでガソリン補給するか迷ったりして、精神的にタフだった初日。そこからスタートし、ロングステージのLEG1の過酷さを乗り越え、LEG2は時折滑る路面が立ちはだかりました。

LEG3は国境を越えてカンボジアラウンドへ。超ワイドオープンの往復コースの中には、巨大なクレバスやコンクリート直角段差でクラッシュ、パンクするライダーが続出。途中から視界を遮るスコールが襲い、川に気づかずダイブする形に。私は川の向こうのライダーに気づき、何かがあると思い減速したので大丈夫でしたが、ここでクラッシュしたライダーも。

LEG4は高速SSを堪能。LEG5も高速でしたが、途中サンドに手こずりました。

そして本日が最終日LEG6。長いようであっという間に終わってしまうこの感覚。
毎年感じます。
ああ、もう終わってしまうのか。と。

で、過去2年はもう本当に簡単なナビで短いSS、楽しく走っておしまい、だったのですが、なんと落とし穴がありました。

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マップに書かれていたウォーターベッドは、まさに巨大な水たまり。タイヤよりも深い水たまりなので、前田選手は最初から押していたほど。
私は目の前に鶴山さんが走っていたので、様子を見て(笑)いけると判断。
あとをついていく格好に。この写真は一番の山場を越えたもので、脇道もありますね。しかしそんなものがなく、とにかく水の中を進まなければいけない箇所が鬼門でした。

そこは公式カメラマンさんが撮影しているので、誌面でご覧ください!

 

僕は脇道を極力選んでいましたが、どこかでラインを外してしまい、脇の田んぼに落ちてしまいました。
やべえ〜〜!!と思いきや、意外とこちらの方が浅くてグリップしました。
なんとか復帰して、写真を一枚撮影してゴールを目指しました。

 

 

フィニッシュ後のサービスエリアでは、みんなの顔が安堵に満ちていました。
中には道に迷って、関係のない街に出たりした人も。また水没してしまった人もいました。

最終SSだからといって油断はしてはいけないんですね〜。

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MEGさん完走! さすがですね。色々なシチュエーションを乗り越えて、確実に毎日走行、整備などをこなしていました。女性が参加する上での厳しさなどもMEGさんにしかわからないことがあると思うので、またお話を聞きたいと思います。

AXCRの初の女性ライダー、完走者という、先陣を切られた功績は永遠に残ると思います。

パイオニアですからね。

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これがMEGさんの本日のマップ、メーター周り。ウォーターベッドで横に倒してしまい、水に浸かってしまったんです。マップは濡れてしまい、そおっと巻いて最後までたどり着いたそうです。そして自身が制作を行うrc-7メーターは水に強いことを証明。全く問題なく動いていました。

 
その後はコンボイで世界遺産のアンコールワットへ。
フィニッシュゲートが見えてきた時は、感動というか安堵というか、何とも言えない気持ちになりました。

2年前にお互い初参加だった高橋さんと、アンコールトムの前で写真を撮ったんですが、その時の思い出が強烈で、今年も同じ場所で撮ろうと思っていたんです。しかし残念ながらLEG4のクラッシュで負傷してしまい、リタイア。現地には来られていて、そのことを話すと、彼もまた同じことを考えていたようです。

いつかまた、ここにラリーで来ることがあれば、果たしたいと思います。

何はともあれ、いろいろな方のご協力のおかげで3年目も完走することができました。

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僕の相棒、Husqvarna FE501(2016)は、2014年に走行した時よりも直進安定性が増していたり、カンボジアのハードギャップへの吸収性も高まっていました。今回は過去2年と異なりステアリングダンパーを装着していないのですが、振られが少なかったです。

まあ、LEG5のサンドや、ハードギャップを考慮すると、ステアリングダンパーは付いていた方が良いかと思います。

このマシンは懐が深く、低速域はFE250ばりに扱いやすく、高速域への伸び、パワー感も申し分ありませんでした。

昨日も書きましたが、危ない場面も助けられていますし、そもそも危ない場面を作らないマシンですから、このラリーには最高です。

エンジンオイルはBERLAY ワークスサンパー・レーシング合成エステル4Tエンジンオイル。今年はいつにも増して高速区間が長く、過酷な状況でしたが、安定した性能を発揮してくれました。ミッションも問題なし。エンジン内部の状態の良さは、昨年ラリー後にエンジンを開けて証明しています。

タイヤはiRCのBR-99とix-07S。このラリーはFIM公認ではありますが、クロスカントリーラリーなので、MXタイヤでも問題ありません。僕はBR-99が気に入っていて使っていますが、どんな路面でもグリップします。VE-33も使ってみたいですが、問題を感じたことがありません。ブロックの減りが早いので交換サイクルは早めになるので、整備する体力、時間的余裕を持つことも前提にはなるかな。

チェーンスプレーはVipro’sのレイキッシュを使用しました。ハスクバーナ東名横浜の大崎さんも一押しです。高品質なケミカルVipro’sは、かなりオススメです。

 

ライディングギヤはFOX。ATL ASのネックブレースも装着。

バッグの中身やタイヤ選択など面白いので、また機会を見て記事にしたいと思います。

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ハスクバーナ東名横浜で取り扱っているSEAT CONCEPTのワイドタイプシートを使用しましたが、明らかに標準よりもお尻が痛くなりませんでした。

シッティングの多い僕にはかなり良い印象。スリムなタイプもあるので、チェックしてみてください。

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こんな笑顔になれるAXCR、2017年はあなたもぜひ参加してみてください。

一度来れば、必ずハマリます。

 

 

 

 

 

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