ラリーって面白いの? とよく人に聞かれます。

私は必ず、めちゃくちゃ面白いんです。と答えます。

しかし僕はまだ国内を含め、AXCR以外のラリーに参戦したことがありません。

だから、いろいろな経験や記事がAXCRならではの事項になっている可能性があります。

その一つがラリーメーターとロードブック。

これは私の参戦マシン、ハスクバーナFE250です。

ラリーメーターは左のメイン、右のサブともに機械式(rc-7)です。

近年GPS式のメーター使用者も多く、私も気になっていたので、その件についてプロテクタの加藤さんにお聞きしたところ、

AXCRや日本の林道は木々に覆われることが多く、GPSの電波を拾わないことがあります。

数メートル間違えただけで、重大なミスルートにつながるAXCRでは、機械式が確実とのこと。

 

また、AXCR二輪クラス初年度から参戦している優勝経験者の池町佳生選手にも聞いてみました。

 

「私の考えだとGPSのトリップは砂漠地帯の様なところでしか使わないでしょうね。
狂うとかいう事でなくて、良きにつけ悪しきにつけ勝手に係数を変えられてしまう事が私のスタイルでは信用できないところなのです。

おそらくですが、主催側は車のトリップでコース作成している事と思います。
初日のリエゾンで、コース作成の車と自分のバイクのトリップの距離の出方の差を理解したら、あとはそのイメージで進めていくだけの方が間違いを犯しにくいと考えます。
兎にも角にも距離感まで機械頼みにはしたくないもんです(笑)。

ただのデジタルに移行する事をためらうオヤジみたいなものですが(笑)、ある意味、そんな作成側とのロードブックを通した駆け引きも楽しんでる節がありますしね。
なかなか合わないのが楽しいわけで(笑)」

 

とのことでした。なるほど! ロードブックを通した駆け引きを楽しむ。これがAXCRの魅力なんですよね。

さすが、いい言葉です!

ちなみにAXCR主催者も「GPSをみて走っていたら危険、砂漠のラリーとは全く違うのです」とのこと。ラリーにも色々あるものなのですね。

私ももう5年目に突入しましたが、まだまだ様々なラリーのことを学んで、楽しんでいけたらと思います。

rc-7始め、私のAXCR参戦マシン記事は

ダートスポーツ最新号(9月号)で掲載中です!

ダートスポーツ2018年9月号

 

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