こんにちは、2018年、5年目の挑戦としてアジアクロスカントリーラリー(タイ〜カンボジア)に参戦した、宮崎です。

大会模様が収録されたDVDが発売されていますが、ダイジェスト動画があります。

レポートをご覧いただいた方は、私が水没トラブルで完走できなかったことをご存知かもしれませんが、興味ある方は過去記事をまとめて見られるようになっていますので、どうぞ!

http://www.zokeisha.co.jp/dirtsports/special/axcr-2018

さて、2019年はタイ〜ミャンマーというルートです。
ダートスポーツとしては初めてとなるチームを結成し、挑みます。
チーム名は
『DIRTSPORTS RT with Team JAPAN』

現在私を含めて6名での参加を予定しています。
なかなか面白いメンバーが集まりましたよ!
初参加の方が3名、2回目の方が2名、私が今回で6回目となります。
また、来年参加を表明されている方もすでにいらっしゃいます。
私にとっては初めての試みですが、チームウエアも統一(マシンメーカーは統一しません)します。

このチーム発足の最大の理由と目的は、特にこれからラリーを始める方、初めてAXCRや海外ラリーに参加される方への情報提供、共有で、エントリーしやすくすること。また、現地での不安やわからない要素をなるべくなくして、安全に、楽しく完走を目指すことです。

また、AXCRを経験されている方はもちろん、記事を読まれた方はお分かりだと思いますが、AXCRは毎日、いろんなことが起きます!

自然地形を使ったルートなので、急遽コースが変更されたり、ガス欠、転倒、故障や水没も可能としてありますが、それを乗り切るパワーが、いつの間にか身についていくというか、現地の人々や他の競技者との共闘、コミュニケーションで乗り切った喜びや自信、そこで深まった友情などが、お金で買えないAXCRの価値だと思います。

チーム内では初めて参加される方も多いので、細かいことを含め、メッセージグループでやりとりしています。
その一部ではありますが、ダートスポーツやウェブを見て参加を決めた方や、検討されている方も非常に多いので、極力フィードバックして、随時、ここに挙げていきたいと思います。

まずは日程について。

2019年スケジュール
1.12 Sat 2019大会開催発表
2.25 Mon レギュレーション発表
3.25 Mon エントリー開始
4.1 Mon 4/1〜5/10受付分の日本円為替発表
5.13 Mon 5/13〜6/14受付分の日本円為替発表
6.14 Fri エントリー締切
6.28 Fri オフィシャルホテル発表
7.24 Wed エントリーリスト発表
8.10 Sat LEG-0(公式車検 セレモニースタート)※パタヤ
8.11 Sun LEG-1(パタヤ → ナコーンナヨック)
8.12 Mon LEG-2(ナコーンナヨック → カンペンペット)
8.13 Tue LEG-3(カンペンペット → メーソット
8.14 Wed LEG-4(メーソット → 〈タイ/ミャンマー国境〉 → パアン)
8.15 Thu LEG-5(パアン → タングー)
8.16 Fri LEG-6(タングー → ネピドー/表彰パーティ[オフィシャルホテル])

公式HP:http://www.r1japan.net/axcr/index_ja.html

エントリー開始は3月25日からです。

以下、チームで共有している全体的なスケジュールについて。

7月4日(予定)、輸出入書類作成のための情報を提出。
いわゆるパーツ類などの個数などの情報提出です。
主催者からフォーマットの配布があるため、記載自体はとても簡単です。

7月6日〜10日、横浜の指定港へのパーツ、バイク搬入。
バイク、上記記載したパーツ類(タイヤなど含む)を搬入します。
バイク、パーツ類は現地のオフィシャルホテルにて保管されます。すぐに自分のものとわかるように、名前を記載しておきます。

タイへの入国時期は人それぞれなのですが、
おそらく8月9日、(例年、公式ブリーフィングの前日のため)、日本人向け、日本語によるブリーフィングが開催されます。各レグの注意事項などが主催者から発表されます。

8月10日がLEG-0(公式車検、セレモニースタート)で、この日の日中に公式ブリーフィングが開催。ここから常用語は英語になります。ただしレース中の緊急時などはメッセンジャーや携帯で日本語でコンタクトを取ることは可能ですので、日本人の方はご安心を。

この公式ブリーフィング時にLEG1のロードブックが手渡されます。
セレモニースタートは夕方遅く。歓楽街パタヤのウォーキングストリートのゲート前にマシンを並べます。この日から、翌日のためのロードブックチェックが始まります。

ロードブックはマップホルダーに対して幅がワイドな場合もあるので、私はまず全ページ分、幅をハサミで詰めます。その後、リエゾンとSSを異なる蛍光ペンで塗り分け。そのほか、注意事項を記入。ホテル〜SSスタート地点までのリエゾンのマップに、『LAST STATION』のように、最後の大手(信頼できる)ガスステーション記載があるので、そこをマークします。そしてリエゾンの途中で各自補給します。

8月11日から本格的にラリーがスタート。

基本、毎日、SS前半とSS後半の中間地にサービスエリアがあり、そこにDSチームのサポートをしてくれる大崎徹氏が待機。

このように、参加者は個人でサービススタッフを雇う、既存のチームに加入する、チームを結成する、などの手段で、サービス体制を作ります。全て1人だけで完結する!という手段もないわけではありませんが、やはり仲間がいたほうが安心できるわけです。今までは、既存のチームに所属しない参加者のためのチームジャパンが存在していたのです。今年はダートスポーツチーム自体は基本メンバーを決定済みですが、参加を考えている方で、ツテがなかったり、どのチームがあるのか、入ればいいのか分からない方も多数いらっしゃると思います。

そんな方は、チームジャパンサポーターを務めるハスクバーナ東名横浜の大崎代表に、ぜひ問い合わせて見てください。ハスクバーナディーラーですが、AXCRに関してはメーカー不問でサポート(もちろん、予備パーツなどは、ハスクバーナが有利ですが)されていますし、相談にも乗ってくれますよ。
https://hqv-yokohama.com

ちなみにロードブックを前半SS、後半SSに分ける場合(ここ数年、私は、1日分のロードブックが長いため、全て収まりません。)サービスエリアで巻き直しをします。その間に飲食料補給、ガス補給。ターゲットタイムもありますので、割とタイトではあります。長い目で見て確実な完走のため、補給、休息、マシン修理を重視するなど、ライダーの判断で行います。

1日の流れは、ホテルからSSスタート地点までのリエゾン移動(もちろんここから移動路は全てマップに記載されています)。SS前半走行、サービスエリア、SS後半走行、ホテルまでのリエゾン移動。朝のスタートから、最後のホテル帰還まで、タイムカードを持参し、各タイムを記載してもらいます。
ラリーのルールなどは、また後日ご紹介します。

8月16日 セレモニーフィニッシュと表彰パーティ。ようやくここにたどり着いた喜びと、もう終わってしまう寂しさを感じつつ、笑顔で過ごせる時間ですね。そして翌日からのミャンマ〜タイへの大移動は、長距離のため1泊つきなどと言われています。SSではモトクロスジャージ、パンツですが、リエゾンを考慮して、寒さ、雨などに耐えられる装備は役立つ可能性があります。

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