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本誌最新号でインタビューが掲載されている、きらたかし先生ですが、6月24日発売の講談社イブニングにてエンデューロ漫画『凸凹 〜DEKOBOKO〜』を連載開始することになりました。インタビュー内にもありましたが、この25年間オフロードバイクを欠かしたことがないほどのバイク馬鹿。インタビューはきら先生のご自宅にお伺いしましたが、まさにバイク御殿です。主たるリビングの他に、20畳はあるだろうと思われる趣味部屋には、ご自身のCB400とRG500γが大切に保管されている。そのほかに、ガレージが2棟あり、そこには愛車の数々が。敷地内にはまだまだ余裕があり、ミニモトコースくらいなら作れてしまいそうなほど。そんなきら先生に、いろいろと語ってもらいました。

ちばてつや賞で、ヤングマガジンにデビュー

編 きら先生と言えば、ダートスポーツ編集部では『赤灯えれじい』で盛りあがりました。大嶋編集長は、ちょうど奥さんと同棲を始めた頃に読んでいて、自分と重ねて読んでいたらしいですよ。

きら ありがとうございます(笑)。『赤灯』は、2003年のちばてつや大賞を受賞して、大型の漫画誌で連載を勝ち取ることができたんですよ。それまでは、関西のバイク中古誌に、バイク漫画を連載したりとか。あと、ちょっとやんちゃなバイク乗りの雑誌あるじゃないですか、連載をもっていたことがあります。実は、『赤灯』のチーコはその連載で知り合う人々からヒントを得て描かれているんです。僕自身、ああいう彼女を持ったことは実はないんです(笑)。

編 なるほど、バイク漫画といえば『単車野郎』が単行本で出ていますが、昔からバイク漫画はだいぶ描かれていたわけですね。70年生まれとプロフィールにありますが、青春時代を描く漫画家としてはかなり年上でしょうか。いつ頃から漫画家に?

きら 高校生くらいの時に、漫画家になるって決めていました。大阪芸大に入ったんですが、芸大って夢見がちな人ばかりで。僕自身、大学時代も漫画家志望だったにもかかわらず、3本しか漫画を描いていないんです。バブル時代だったこともあってか、なんとかなるだろうと思い込んでいました。 
 で、悪いことに大学時代に描いた1本が、サンデーの漫画賞に入賞してしまったんです。これのせいで、大きく構えることになってしまうわけですが、結局ここから連載を選るまでに10年かかりました。アシスタントですね、10年というのは漫画家としてはかなり長い方です(編注:『ゼブラーマンなどを描いている山田玲司先生に師事)。

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