TOMOYASU IKEDA 池田智泰
1972年生まれ、42歳。2009年JECチャンピオン、2010ISDEメキシコ・2007年ISDEチリ・2006年ISDEニュージーランドにワールドトロフィーとして参加。JECプロモーションに従事した経験も持つ。2013年8月12日ラリーモンゴリア120km前後で、クラッシュして約1カ月意識不明、その後意識戻るも、約7カ月の長期入院生活を経て、現在退院

ここ最近の話ではないとは思いますが…。
クロスカントリーレース、非常に人気があります。それはとてもうれしい事でもあります。が、しかし「人気が出る=人も増える」と、いう事でもありますよね。人が増えると、いろいろな考え方の人も出てきます。そこでちょっと耳にする事が多くなってきた点についてちょっと。

特にレース経験者、もしくは人生の先輩、上級者にお願い。これら参加者の人口増加に伴って、レース未経験者・初級者などが増加しています。
レースについても、ライディングについても、知っている人は教えてあげる立場だという認識があっていいんじゃないかな!? と思うんです。「オレは古くからレースやってて、偉いんだ!」ではなく、みんな最初は初心者だし、何もわからないのは当然だと思います。今はそうでなくても、きっと最初の頃のアナタもわからなかったでしょう。レース中だけの事に限らず、会場、レース、ルール、マナー、ピット、見学時の注意点など、非常に多くの事が始めての経験になると思います。それらを教えるのも、レース経験者、上級者、人生の先輩方に教えて広めていっていただきたい、という当たり前の事なんです。
残念ながら、最近はそういう事に対する不満や疑問などを、多数耳にしています。

「レース」といえば、端から聞けば非常にかっこいいかもしれませんが、所詮人が操っているものだし、なんせ今の日本のクロスカントリーレース、エンデューロレースってプロがいる訳ではありません(最上級のクラスはそれに匹敵するものだとは思いますが)。
良くも悪くもアマチュアもプロレベルも一緒に楽しめるのが、最大のメリットだと思ってます。もちろん上手なライダーもそうでもないライダーも、みんな家族やサラリーや…、何かを背負ってレースをしているんですが…。
当然上手なライダーは、ビギナーに気を配ってレースするのも、その一つだと思います。ピットエリアでの徐行、マナー、ルール、見学時における注意点、パドックでのトランポの隣近所への配慮…。あげればキリがない位です。それら全部とは言いませんが、参加者一人一人がほんの少しずつでもそれらに配慮していければ、もっとお互いに楽しく週末を過ごせるのではないですか? せっかくレースのために休日やお金を使っているんです、少しでも楽しんだほうが絶対にいいはずだ! と。
またこのレースに行きたいね♪と一緒に行った人に言わせるように、参加者みんなでしていきましょうよ!!

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この記事の著者について

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池田 智泰
ラリーでの負傷から休養中のエンデューロライダー。JECPROに所属していたことも
2010年/ISDEメキシコ大会 ワールドトロフィー
2009年/JEC(MFJ全日本エンデューロ選手権) シリーズチャンピオン
2007年/ISDEチリ大会 ワールドトロフィー シルバーメダル
2006年/ISDEニュージランド大会 ワールドトロフィー シルバーメダル