
JEC最終戦、SUGO2デイズエンデューロ見に行ってきました。
そこで、エクスリームテストを見ていて気がついた事を。ここはトライアルテクニックがあると有利な場面が多いコースレイアウトです。
前提として、JECはテストの合計タイムやルートでの遅着・早着がそのまま加算されて結果に結びつくものですので、ルートでの早着遅着はしない事。そしてテストを速く走ることが大切です。
そのエクストリームテスト(トライアルテクニック重視なテストなので)は、コーナリングスピードはそんなに重要ではなく、障害物をいかにミス&タイムロスなくこなし、速くゴール出来るのか? が大事だと思います。
その障害物をこなすにしても、最低限のテクニックが必要なだけで、ライン取りこそ大事だと俺は考えています。
そのライン取りにしても1人1人得手不得手あると思いますので、自分の得意な部分を伸ばせるライン取りを考えてみましょう。
今回は滑りやすそうなアウト側、登りづらそうなイン側のライン取りの2種類を例に挙げて行きたいと思います。
アウト側はアスファルトの上に小砂利が浮いていて、スリッピー。気分的にはこちらのほうが圧倒的にアクセルを開けられる時間が長く、タイムも速そうだし、なにより気分的にもノッテくるものだとは簡単に想像出来ますが…果たしてみんながみんなそうでしょうか?

コーナリングスピードが高い人でも、砂利の浮いているアスファルトのなんてそうそう速く走れるものではないでしょうし、そのあとに全開出来る区間でもありません(立ち上がり後はまた障害物あるようなタイトコーナリングなんです)。ちなみにイン側は、その手前がしっかりスピードを出せるような感じの所で、そのイン側のラインをトレースするためには早目のブレーキングをしなければならず、ちょっともったいない気がするセクションになっています。
もちろんコーナリングに自信のある人はアウト側でいいと思いますが、見ているとたいていの人はイン側のラインをすんなり登ってきたほうが速いんじゃないかな!? と思いました。その場合はイン側をすんなり登れる事が前提になりますし、もちろんそれもそんなに簡単ではないでしょうが。
では、何が言いたいかというと。
自分がどういうところが速いのか?
どういうところが苦手なのか?
またイン、アウトのラインを走る場合、自分はどちらがミスが少なく速いのか?
それらがわかっているライダーであれば今よりもいい結果を残せるようになるかもしれません。という事なんです。
ちなみに、エクストリームテストではここいちで「勝負のライン」(成功すればタイムを稼げるライン、当然ミスの場合のリスクもあります)などもよく下見して、下見周回の時に実際に試すなどしておくと、より本番のタイムアタックの場面でも挑戦しやすくなるでしょう。
JECでは、最後にだけ一つだけいいタイムを出し、そのままみんなをうっちゃってトータルで勝つという事はまずありません。タイムアタックの合算ですからね。(ファイナルクロスはモトクロス得意なライダーには優位なテストで比重も大きく、一発逆転が望めます。エンデューロライダー達も、もっとモトクロス的な走りのスピードを求められていると言うことでもありますね)
少し酷な言い方ですが、いわゆるオンタイムエンデューロではしっかり自分の今の走りがそのまま結果につながるものだとも思います。
今回のテストのタイムよりは次回のタイムが良くなるように、今年よりは来年の好結果に結びつくように、少しづつ自分の走り、いい所悪い所を理解しつつ、磨いて行ってください!

この記事の著者について

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ラリーでの負傷から休養中のエンデューロライダー。JECPROに所属していたことも
2010年/ISDEメキシコ大会 ワールドトロフィー
2009年/JEC(MFJ全日本エンデューロ選手権) シリーズチャンピオン
2007年/ISDEチリ大会 ワールドトロフィー シルバーメダル
2006年/ISDEニュージランド大会 ワールドトロフィー シルバーメダル
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