RKチェーンを長年愛用する#41齋藤嵩選手。本番車はもちろん、練習車の整備ノートを管理して故障のリスクを抑える努力をしている。今回はそんな齋藤選手に普段のメンテナンスのこと、そしてRKチェーンの特徴をインタビューした。
転がり抵抗が少なくモトクロスライダーにも愛用されることの多いノンシールタイプのチェーン。『GC520MXZ4』は材料と加工法を最適化。内側と外側のプレートにゴールドメッキを施して、特殊処理ピンを採用している。このため、ノンシールチェーンとしては抜群の耐久性を持っているのだ。
『安心していつでも全開できるように、パーツは時間で管理します』
今回テストをしてもらった齋藤嵩選手は、IAに昇格したばかりの頃は現在ほどメンテナンスに神経を使っていなかったと言う。
「昔、ジャンプの着地でエンジンが壊れてロックしたことがあるんです。大前転に繋がる危険もあるので、そのとき以来、特にエンジンパーツに気を使うようになりました。レバー破損など目に見える物はまだしも、エンジン内部など見えない箇所が問題です。クラッチ、オイル、フィルターに加えて、シム調整やクランクなどのパーツ、ピストンなどを時間で管理して交換しています。練習車は、数ヶ月に1度は不調がなくても開けていますし、本番車も3戦に1回は開けています。ファクトリーチームになると数時間ごとに開けているんですけど、そういう話を聞いて、僕も壊れる前に交換することを心がけるようになったんです」。
「特にエンジン内部のことは、いくら集中していても路面の状況や気温や湿度でフィーリングが変わってきますから、内部の調子を常に感じ取れるとは限りません。だから定期的なメンテナンスが必要だと思うんです。こういう整備をするようになってからは、エンジンを壊したことはありません」。

『RKを使ってからチェーントラブルは一度もない!』
2011年からRKチェーンを愛用している齋藤選手。
「特に晴れて路面がパサパサのコンディションだと、伸びたチェーンに給油しても『キュルキュル』っていう金属音がしがちなんですが、RKのチェーンはそれがまったくないんですよ。初期伸びもほとんどなくて、その後でも『チェーンが伸びたから交換』という経験がない。だから相当メンテナンスサイクルは長いですよ」。
「新車に装着されているチェーンだと、慣らし走行をすると2、3週間で伸びて異音が聞こえてくるんです。横方向のガタも出ますね。でもRKチェーンはまったく大丈夫。僕は2ヶ月くらいで交換しますが、これはあくまでも早めに交換するからであって、普通に2、3ヶ月は問題なく乗れるんです。正直驚いています」。
「今まではプロトタイプのシールチェーンを使ってきましたが、このノンシールチェーンもいいですね。転がり抵抗が少ないと思います。これから発売されるシールタイプのチェーンも楽しみですね」。
整備ノートを見ると、2月10日にチェーンを新品に交換。5月22日に再び交換と記されている。この時の理由もスプロケットの減りによるもので、チェーン 自体が伸びていたわけではなかったそうだ。走行量の多い練習車で、約3ヶ月間無交換だったことが、耐久性の高さを証明している。
RK TAKASAGO CHAIN
GC520MXZ4
100L(¥8,100)、110L(¥8,910)
120L(¥9,720)、130L(¥10,530) すべて税抜価格
■適合車種例/
HONDA(CR125R・CRF250R・CRF250R/X・CRF450R)
SUZUKI(RM125・RM250・RM-Z250・RM-Z450)
YAMAHA(YZ125・YZ250・YZ400F・YZ426F・YZ450F・WR400F・WR426F・WR450F)
KAWASAKI(KX125・KX250F・KX450F・KLX450R)
KTM(125~500cc各車種)
齋藤 嵩(さいとうたかし)
SRF関東オートスポーツ清水所属。全日本モトクロスIA2クラスにSUZUKI RM-Z250で参戦中。今季第2戦関東大会ではIA2でヒート6-7位/総合7位を獲得。「どんな状況でも結果を出せるライダーになりたい」と、日々練習に励んでいる。
■アールケー・ジャパン
0120-127-254(フリーダイアル)
PHOTO&TEXT/MIYAZAKI DAIGO
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