スポーツランドSUGOでおこなわれている技術説明によると、YZ450FXの商品コンセプトは「YZのDNAを引き継ぐ新世代XCレーサー」。日本国内のXCをターゲットのしているとの説明です。
ベースになっているのは’16 YZ450Fなので、フロントブレーキが270mm大径ディスクを採用。また、エンジンブラケットを最適化して、フレーム剛性のチューニングしており、サスペンションは日本国内専用のセッティングをしているとのこと。
エンジンに関しては、ECUが国内専用のセッティング。セルスタートは、デコンプもセル専用に設定を変更しており、始動性を最適化しています。これは、国内のハイオクガソリンに設定し直していることも、好影響を与えているとのこと。クラッチは、よりウッズセクションであつかいやすいように、細かな操作に対応できるものになっており、またYZ450Fよりもクラッチレバーを軽くしあげたとのことです。具体的にはフリクションプレートの材質を変えていること、スプリングを軽くしていること、アクスルプッシュロッドにブッシュをかませていること、クラッチワイヤーを太くしていることなど、多岐にわたる変更がなされているとのこと。
技術説明壇上に立った、JNCC AAライダーの西森によれば「450という排気量なので、初心者にはお勧めできない部分はありますが、より上位を狙いたいライダーにはいい相棒になると思います」との言。また、鈴木健二は「海外でトップクラスで走れる戦闘力。WR450Fとは軽量さが違います。どういう場面でも使いやすいと思いますよ」と説明。
11月8日のJNCC最終戦AAGPでは、すでに鈴木健二がYZ450FXで参戦することが決定。さらに、来日するR・ホーキンスも同車でFUN GPに参戦するとのこと。昨年のYZ250FXのデビューと同様、レースでは世界初デビューとなります。
また、一般試乗もいつはじまるのか気になるところですが、これもなんとAAGPで試乗車が用意されます! お楽しみに!!
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