※このインタビューは2015年の秋に収録したものに、加筆修正を加えたものです。
「OK。契約ライダーの来日は、前向きに考えます」
AMAやMXGPでサポートライダーが優勝した時の本社の雰囲気は?
「イエス! 毎週レースデイになるとリザルトを常に確認して、映像も見て、月曜日に出社すると社内で一番の話題はレースのことです。そのくらい彼らの活躍はモチベーションになっているし、我々のスタッフはみんなバイクにも乗るから大興奮しています。みんなオートバイが大好きなんですよ」

意外にも、ここから逆質問タイムへ…。
オリバー氏:日本のマーケットでは、MXGPとAMAスーパークロスは、どちらかメジャーですか? 日本のお客さんはどちらを見て、オートバイを買うきっかけにしているのか知りたいです。
ダートスポーツ編集部(以下:DS):やはりアメリカのスーパークロスのほうがショー要素もあり人気は高いと思いますが、ここ数年はMXGPへの注目度、認知度が再度高まってきていると思います。
オリバー氏:日本の皆様はMXGPのどこに魅力を感じていて、さらに今後何をしていけばMXGPに興味を持ってもらえるのでしょうか。
DS:昨年で言えば、やはりR・ビロポートの参戦が大きな話題になりましたし、日本人の山本鯨選手が450クラスにフル参戦していることもひとつの要因と言えるかもしれません。また、MXGPのレベルが上がっていて、例えばネイションズでアメリカ代表チームが勝てない、ということも大きいと思います。さらに言えば、K・ロクスンやM・ムスキャンといった世界選手権のチャンピオンがAMAで勝っている、というのも注目を集める理由かもしれません。MXGP全体のレベルが高いことは明白ですよね。ぜひハスクバーナのトップライダーに来日してもらえれば、さらに日本での認知度も上がると思います(強調!)
オリバー氏:OK、我々のライダーを日本のコースで走らせることは、ぜひ前向きに考えておきましょう。AMAのライダーは、アウトドアとスーパークロスの間のシーズンオフが少なく、さらにはモンスターエナジーカップなどもあり、なかなか調整が難しいです。MXGP最終戦のグレンヘレンにAMAライダーを出場させることも実はかなり大変だったくらいです。彼らは一年間で44週もレースをやってますからね。MXGPライダーのほうが現実的だと思います。
DS:MX2の若いライダーの走りを生で見たとしても、かなり衝撃的だと思います。
オリバー氏:M・ナグルもですが、2015年は残念ながらライダーがみんなケガをしてしまったので実現できなかったのですが、2016年はぜひ日本でライダーを走らせてみたいと思います。
DS:早くも最終戦のSUGO GPがとても楽しみです。今日はありがとうございました!
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