はじめまして、千葉県市川のオートバイショップ「和田屋」の和田と申します。
この度、ダースポWEBにてカイダックという素材を使った、パーツ作りの連載をさせていただく事になりました。
この「カイダック」という素材は「塩化ビニール樹脂プレート」「アクリル変性ポリ塩化ビニール」などと呼ばれるプラスチックのような素材です。(編注:カイダックは、少し大きめなホームセンターで購入できます!)
素材自体が比較的安価で、耐衝撃性に優れ、熱により変形するので加工がしやすいという特徴があり、以前よりハードエンデューロを好むライダーなどがガード系パーツをDIYしているのをよく目にしていました。
アフターパーツとして発売されていないニッチなガードパーツの製作や、そういったパーツのラインナップがないようなマイナーな車種のガードパーツを作るのに便利そうだなぁ〜…という事で、今回ついにカイダックで何か作製してみよう!! と思い立ちまして、自分でもカイダックを購入してみました。
調べてみるとこのカイダック、以前より産業製品として鉄道の内装、OA機器のカバーや医療器具などに使われているようです。
耐衝撃性はポリカーボネートに匹敵するそうで、実際触った感じもとても柔軟性があり、オフロードバイクのガード類に最適だと思います。
販売している材料屋さんにもよりますが、厚みは1mm〜3mm、色は黒、白などの他、黄色や赤など結構カラフルな色もあるようです。
今回ボクは黒の1mm、2mm、3mmをそれぞれ購入してみました。
1mmは思ったより薄く、手で簡単にペラペラ曲がる感じですね。
フレームガードなど厚みがあると逆に困る箇所などは1mmか2mm、その他のガード系パーツは3mmで作製するのが良さそうです。
とりあえず今回は初回ですし、ボク自身もカイダックに慣れていないという事もあり、まずは試作も兼ねて1mmでリアマッドガードを作製してみました。車両は’02のKX250、ボクのバイクですw
先日のSUGOアタックエンデューロで破損してしまったので…(^^;。純正はホワイトなのですがブラックがいいんですよね、見た目的に…。
加工前の見た目はただのプラスチックの板です。
これは商品によるかもしれませんが裏表で見た目が違います。
片面はザラザラとした感じ。
反対側は光を反射するほどツルツルです。
加工した際に凹凸が出来てしまうと目立つので、通常はザラザラ面を表にしたほうが良さそうですね。
1mmだと普通のハサミでもカットできます。
3mmのカイダックでは金切りバサミや糸鋸などじゃないと厳しそうです。
それでは作製をしてみます。
まずは必要な大きさにカイダックを切り取ります。
少し大きめにカットして、加工後に余分を切り取るほうがいいですね。
純正のマッドガードを型に作製するのでズレないようにガムテープで固定…。
ヒートガンで炙っていきます。
ある程度の温度になると自重でフニャッとなるくらい柔らかくなります。
この状態になってから5〜10秒ほどで再度硬化するので、その間に押し付けて成型します。
火傷するほど厚いので厚手の革グローブなどがオススメです。
普通の軍手でやろうとしたら火傷しそうになりましたw
10秒ほどで固まりました。
失敗しても再度熱を加えれば何度でもやり直せそうです。
一度かなり複雑に折り曲げてみてから再加熱してみましたが、ちゃんと真っ直ぐに戻りました。
失敗を恐れずに出来るというのは嬉しいですね。
あと、複雑な形状だとやはりシワがよってしまうのでカイダックを大きめに切っておいて、
シワは加工して切り取ってしまう部分に寄せておくとウマくいきます。
純正のマッドガードも柔らかいので、型として押し付けた際にカイダックがやや波打ってしまいました。
真ん中だけ再加熱して缶に押し付け、引っ張るように伸ばしていくと綺麗にウマくできましたよ。
余分な部分を切り取るか削り落とします。
この削り落とす部分にシワを寄せておくのが綺麗に仕上げるコツですね。
ボクはエアツールを使える環境にあるので(バイク屋なので当たり前ですがw)
エアソーやベルトサンダーで簡単加工ですが、DIYでやる場合糸鋸とヤスリで加工することになると思うので、この辺は根気が必要ですね。
ほぼ完成…。
作業時間は10分ほどです。
元々ついていたUFOのブラックなマッドガードの破片で穴位置を決め穴あけ…。
完成です(*`ε´*)ノ
1mmは非常に加工…というか成型が楽でしたが2mm、3mmはどうでしょうね。
次回チャレンジしてみようと思います。
装着してみました。
今回は泥が落ちやすそうなツルツル面をタイヤ側に向けてみました。
純正マッドガードから型を取ったものの、ややタイヤ側に寄っていたので…、
装着後に再度熱をちょっとだけ加え前方に曲げて修正。
この何度でも再加工出来るのがカイダックの良いトコロですね。
本当に成型が楽です。
今後もフレームガード、フォークガードなどなど、
色々なパーツを作製してレポートしてみようと思います。
よろしくお願いします!!m(_ _)m
この記事の著者について

- オフロードバイク好きなメカニック「和田ぽん」。狭いバイク業界の中の、さらに狭いオフロード業界の中の、さらに狭いエンデューロ業界での「自称」有名人和田ぽん(*`ε´*)ノ。千葉県市川市のバイクショップ和田屋代表。
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