#1富田は勝谷を超えられるか

「正直、今は勝谷さんしか見ていないです」

IA2ディフェンディングチャンピオンとして#1をつけ、今季からTeam HRCで走る富田俊樹。第2戦では2/2位とまとめたものの、常にその前には勝谷武史がいた。ズバリ、富田は勝谷を倒せるのか!?

 

DS：今回は悔しいレースになりましたね。
「はい、完全に負けました」

DS：ヒート1はけっこう離されちゃいましたよね？
「勝谷さんの序盤のペースがかなり速くて、完全にそれに付いていけなかったですね。後半も間隔を見られながら走ってるのかな、という印象でした」

DS：ヒート2はかなり修正した？
「コースに水も撒いてあったので、自分は『大丈夫かな？』って慎重に走ってるところを勝谷さんは思い切り行ってて。僕も思い切り行こうって攻めて走りました。スタートは僕が出て、すぐ勝谷さんが抜きにくることは分かっていました。いいラインを走ってるだろうな、と思って後ろについて走ってみたんですけど…。ちょっと一回抜いておきたいな！　って思って」

DS：その気持ちはすごい伝わってきました。
「それで一回抜いたんですけど、勝谷さんはそれでも全然崩れなかったですね」

DS：今後のレースではどう改善していきましょう？
「どうしましょうね（笑）。もうとにかくスピードが速いので、もっとスピードをつけていかないとどうしようもない。勝負にならないですね」

DS：細かい作戦どうこうではない、と？
「スピード不足ですね。ヒート1のタイムを見ても。そこに近いレベルで維持できているとは思うんですけど…、まだですね。正直、今は勝谷さんしか見ていないです。でも明確な相手が分かっているから、頑張れますね」

DS：逆に昨年のチャンピオンっていう変なプレッシャーもない？
「ないですね、本当にチャレンジャーの気持ちです。でも勝たないと。ゼッケン1番つけてるんで」

DS：これから富田選手がどう戦っていくかが、今年のIA2の見所だと思います。
「はい。そんな簡単にはいかせないです」

DS：勝谷選手も、どこかで崩れるだろう、と？
「いや、崩れるだろうとかではなくて…。普通に勝ちたいです」

DS：次戦の広島は？
「苦手です（笑）。でも徐々に克服しつつあるんで、GWにメカニックと一緒に練習に行って、しっかり乗り込んできたいと思います」

DS：楽しみにしています。ありがとうございました。

 

 

 

この記事の著者について

大嶋

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