『本誌宮崎のAXCRチャレンジ2016』VOL.5 カンボジアのガソリン事情

  ラリー中のガソリン補給は、競技を続けるなかで言うまでもなく重要事項です。具体的にどのように給油するのかというと、以下のように区別されます。 ●パターン1:サービススタッフに補給してもらう 主にSS1終了地点のPITエリアで、チームジャパンサポート隊に補給してもらうパターン。ここではガソリン補給以外にも緊急メンテナンスや、ライダーの水分補給などをおこなう大事なポイント。サービス隊の方達の顔を見てホッと一息。そしてSS2に向けて再び旅立っていくのです。 かつては個々にガソリン代をサービス隊に支払っていましたが、現在は一律で支払います。サービス隊はスタンドでガソリンを補給しておいてくれるのです…

『本誌宮崎のAXCRチャレンジ2016』 VOL.4 事前準備編 タイヤ&ムース

AXCRで履くタイヤは定番のiRC BR-99とix-07S。3年連続で同じセット。このセットはたぶん世界中どこでもグリップします。ハード路面から軟質まで、どこでも走れます。日高や夕張、阪下など、FIM規定のある国内エンデューロでも必ず履きます。 BR-99のブロックはグリップ性能は維持していますが、角が落ち易いので、念のために毎日交換する用意をしています。ですので、フロントは計3本、リアは計5本を持参します。   タイヤの中身ですが、、、 2014年はムースを使用していた人は私くらいだったような気がするのですが、昨年から増えてきている感触があります。 私はエンデューロムースを使い続けています。…

『本誌宮崎のAXCRチャレンジ2016』 VOL.3 ハンドル周り事例

今年はマップホルダーを新調し、またrc-7(トリップメーター)も改変されているので、そのあたりをご紹介しようと思っていたのですが、とにかく時間がなくて、設置、取り付けをハスクバーナ東名横浜さんにおまかせしてしまったので、タイでマシンとご対面後に改めてご紹介します。 2年間愛用したf2rマップホルダーですが、昨年中盤からマップの巻き取り力が不足してしまったため、今年は中のゴムベルトを変更する予定でした。 と思っていたら、お店に新ホルダーが到着したとのことで、特別にお借りすることができました。 前回も書きましたが、大型になっているのと、巻き取り量が増えているようです。 操作方法は変わらず、常時点灯のシンプ…

目指すはアンコールワット!『本誌宮崎のAXCRチャレンジ2016』 VOL.2 AXCRはどんなラリー?

  Photo/M.Takahashi 高橋学   AXCRに参戦するようになってよく「どんなラリーなの?」と聞かれることが多くなりました。 このラリーを皆さんにおすすめできる要素はいくつかあります。 ざっくりまとめると 『費用が安い』 『毎日ホテル宿泊で快適』 『アジアの魅力を満喫できる!』 ということです。 そして、なんといっても『日本から参加するFIM公認国際ラリーのファーストステップ』として魅力的だということ。 まず2016年度の費用ですが、内訳はこんな感じです。 ●エントリーフィー(MOTO):US1700ドル(115円・ドルで換算、195,500円) このなかに、開催中の朝食、夕食、表彰…

目指すはアンコールワット!『本誌宮崎のAXCRチャレンジ2016』VOL.1シッピング完了

北海道4デイズにはREIさんが参戦。ダカールを目指してメルズーガラリーに参戦した風間晋之介君が完走。近年人気が高まっているラリーの話題は、ダートスポーツでもとりあげられることが多くなりました。   そして私宮崎は、今年でアジアクロスカントリーラリー(AXCR)への挑戦が3年目を迎えます。MOTOクラスは2012年から立ち上がりましたが、主催者(FIM公認の国際レースですが、日本人主催、事務局も日本にあります)の方々とMOTOクラスを盛り上げるという意味あいでのメディア参戦をスタートしたのがきっかけです。   私が懇意にしているハスクバーナ東名横浜の大崎店長が2013年からチームジャ…

全日本メカニックが語る、「足回りセットアップ」勝利の法則

チェーンにとって過酷な使用環境ともいえる全日本モトクロス。「伸び」「耐久性」「フリクション性」は、チェーンを選ぶ際に大事な要素ですが、足回りのセットアップに関係してくるほど性能があがってきているのをご存じでしたか? トラクションを高めるチェーンセットアップ術!? 「いままでの固定概念で、シールチェーンはフリクションロスが多くて、特に85ccではパワー面で損するイメージがあったんです。でもこの『GC428MXU』は、少し温まるとすごく軽く回りますし、レース後も伸びはすごく少ないんですよ。 その利点を活かしてこんなことをやっています。 標準よりも1リンク分長くして、限界までホイールを後ろに下げて、トラクシ…

『全日本モトクロスMXダースポ速報』明日は決勝!

全日本モトクロス関東大会決勝は明日開催! ぜひ観戦に来てくださいね! でも! どうしても用事があって行けないんだ〜という方のために、ダートスポーツスタッフは実況ツイッターを展開しております!   好評をいただいている『全日本モトクロスMXダースポ速報』。 @dirtsports_repo     土曜日の予選から決勝まで、超速報を本誌宮崎が現地であげています! 海外でもたぶんないじゃないかと思うんですが、一眼レフでしっかり撮影しながら、その時点でスマホから写真付き実況をしています。 たとえば、、 スタート撮影→1コーナー写真をツイート! 2周目→トップライダー、あるいは熾烈なバトル写…
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オフロードバイク大試乗会 in 成田MXパーク 宮崎大吾の一気試乗レポート

本日は成田モトクロスパークで2016モデル オフロードバイク大試乗会 in 成田モトクロスパークが開催されました。 各車の特徴を比較試乗できるということで、私、宮崎も参加してまいりました。 試乗インプレッションというのは、とても面白いもので、自分と他のライダーの感じ方が真逆というのも当然あるし、自分自身の印象も午前と午後で違ってくる、なんてこともあります。 オフロードは路面コンディションも変わり、また体力を消耗するスポーツですから、スタート〜3周くらいの体力に余裕があるときと、疲れたときの、それぞれの「良い印象のバイク」が変わってくることがあります。 今日一日の試乗を終えて、エンデューロ仲間達とインプレ談義…

YZ250Xに乗ってみた!

鈴木健二さん、忙しい合間を縫って取材に協力していただきました!   今週末はいよいよJNCCほうのき大会ですね。 私宮崎も日曜日だけですが会場に行きます。 忙しい週末が目前でしたが、つい先日、鈴木健二さんのライテク取材をする機会がありましたので、そのタイミングでYZ250Xにプチ試乗させていただくことができました。取材の合間を縫っての短い試乗で簡単なことしか書けませんが、まずはざっくり感じたことを。 以前アップされている鈴木健二さんとIAカズトの対談のなかで、「宮崎さんくらいが、中級ライダー(YZ250Xを楽しめる)の入り口じゃないですかね」とカズトが話していたので、実際どうなのか確かめてみよ…

アジアクロスカントリーラリー2015 No.10 いよいよ最終日、感動のゴールへ。

いよいよ最終日LEG6は45kmほどの短いSS。 スタート地点ではライダーみなが記念撮影大会。 もう終わりなのかと思うと途端に寂しくなります。 ここまで僕はSSの途中でも面白い光景があれば、安全な場所にとまって撮影していましたが、LEG5以降は撮影なしでした。この最終SSはナビゲーションとライディングに集中して、自分がどのくらいの速さで走れるのか試したかったのです。 僕の1分後には、昨年リタイアのリベンジを狙う山田さんがスタートします。 目標は出来る限り山田さんから逃げることでしたので、気分的には攻めることも出来て、とても楽しく走れました。総距離メーターとコマもほぼ合致していたし、なにより前のライダーの…

アジアクロスカントリーラリー2015 No.9 想定外の迂回路

SS途中の村には地元の大声援が待ち受けています。 僕がマシンを停めると一瞬静まるのですが、カメラ撮るよ!のポーズをすると大歓声!! そりゃそうだ。SS途中で停まって撮影するライダーなんて僕くらいでしょう(笑)。 ライダーにしか撮れない写真を撮るのも仕事ですから、仕方ない! このあと、後ろのライダーも迫ってきて再出発しようとすると、僕との2ショットを撮りたい人が続々と(笑)。あの〜、SSなんでそろそろ走りたいんですけど(笑)。 連日の疲労が重なり、レポートが滞ってしまいました。 まず順番が逆ですが、昨日無事完走し、MOTOクラス40台中19位フィニッシュとなりました。   さて、LEG1、LEG2は赤…