ナイス・パーツ掘り起こし隊 vol.3 HINSONってなんだ

AMAに精通しているあなたなら、HINSONの存在を知っていることでしょう。そうでないあなたも、雑誌に出てくるHINSONのロゴを見たことはあるはず。日本では、あまりメジャーでは無かったかもしれません。  これまで、クラッチパーツに関してはうず潮さんのCMP加工プレートなどが古くから知られていました。最近になって大型のリクルス製品STMスリッパークラッチなどが見られるようになってきましたね。  不景気だと言われ続けていますが、昨今のモーターサイクルに関しては先鋭化・高額化が進んでいるのは事実。たとえば、リクルスは10年ほど前の日本デビューだったように思いますが、その頃はなかなか浸透していなか…

2015 RM-Zが、USで発表!! 450はフルモデルチェンジ並! ※詳細写真を追加!!

※詳細部分の写真を追加しています↓(6/23) 早くも2015モデル、第一弾が発表。一番乗りは、今季J・スチュワートも調子のいいスズキでした。 うれしいサプライズで、RM-Z450に関してはフルモデルチェンジなみの変更のようです。見た目の大きな変化はないものの、エンジンもフレームもリ・デザインされたもの。方向性としてはレーサーらしく「とにかく前に出て勝つ!」といった意気込みが感じられますね。 まず、注目ポイント第一段としてこちらSuzuki Holeshot Assist Control (S-HAC) 。いわば電子制御のローンチコントロールですが、モードは2種類。路面摩擦係数によって選べるようになっている模…

ナイス・パーツ掘り起こし隊 vol.2 永遠のブランドレンサル

こういうのは立て続けにアップしてかなくては続きません、というわけで連日アップのvol.2。今日は誰もが憧れ、そしていつかはコイツでマシンをキメたい、と思っている(ですよね?)のレンサルを掘り起こしてみましょう。 ダートバイクマニアのあなたならご存じかも知れませんが、レンサルは日本の代理店がダートフリークに変更になりました。最近は、その在庫状況もすごく充実しているようですよ。 ちなみに、某IAライダーによれば、結局絶対折れないのはレンサルなんだとか。パーツインプレを一気に取材しているときにぽろっとこぼしていたのを聞いたことがあります。 特別掘り起こしておきたいのは、コチラ。数年前からレバー類と言えば可…

GASGASも15MYを発表! 新セルって何?

スペインのガスガスも、EUにて2015モデル(エンデュランサーシリーズEC)を発表しています! 最も気になるのは、200/250/300の2ストに採用されている新しいセルスターター。 こんな風に、クランク上・シリンダー横に設置されているようです。クランクケースと一体化していて、前モデルよりも軽く仕上がっているとのこと。もちろん、信頼性も上がっていることでしょう。写真でみる限り、キックスターターも搭載しています。 また、エンジンは排気バルブをクランクケース側から調整可能になっている模様。これはエンジンの特性を変えたいときに有効に働くことでしょう。特に、ビギナーやひどいマディ時にはバルブのアジャストメ…

ナイス・パーツ掘り起こし隊 vol.1 FCRを蘇らせる…?

WEB担当者の気の迷いで、急に新しいモノ始まっちゃったり、急に終わっちゃったりするダートスポーツウェブ。今回そんな勢いではじまっちゃうのは、本誌でなかなかできない「新製品じゃないけど、今紹介したいパーツ」をざっくりとりあげちゃう企画です。 限られた紙幅だと、なかなか昔リリースされたものは取り上げにくいのが実情ですが、WEBなら担当者の体力が続く限り続きますよ! もちろん当時は書けなかったことも、こそっと書いちゃったりします。  さて、vol.1はキャブ車に乗ってるあなたにぜひ見てもらいたいBoysen クイックショット3。こちら、バージョン1が出た時にも話題になりました。いまや3まで進んでいるんで…

全日本スーパーモタードマシン vol.03 #2増田智義

SMJ全日本スーパーモタード選手権でランキング2位を獲得した増田智義選手(JAWSracing)の2014参戦用のYZ450F。 2013年仕様からの変更はグラフィックを14仕様(JK design+products製)に更新したくらいだと思われる。2013年型でフルモデルチェンジしたYZ450Fの基本性能の高さを伺わせる。 前後ホイールは特にS1PROクラスで装着率の高いマルケジーニ製のM10S MOTARDにミシュラン製モタードスリックを履かせる。 フロントブレーキはキャリパーにブレンボレーシングキャリパーをアウテックス製のサポートキットで装着。ブレーキローターも同じくブレンボ製だ。放熱製に優れたブ…

渡辺学、GNCCへ! 直前ショートインタビュー

今週末、GNCCのRd.9スノーシューに参戦する、渡辺学。毎年、JNCCとGNCCではライダーを交換し合う事業を続けていて、2014年はAAのチャンピオンに与えられる予定だったところ、チャンピオン鈴木健二が渡辺にその権利を譲った形。 渡辺学は、ご存じの通り元モトクロスのトップライダーで、長年ファクトリーで走り、後年は後進の育成にも関わったライダーでございます。2スト250を開け開けで(ヤマハのライダーって全開が多いんですよね)乗るライディングスタイル、ファンに優しいスマイルでとっても人気がありました。 しかし、余り知られていないことですが、実は渡辺学にはアメリカやヨーロッパでのライディング経験があ…

JECマシン vol.1 鈴木健二・和泉拓・小菅浩司

JEC、IA・IBのライダーのマシンは、参考になるマシン作りノウハウの宝庫。今回は3台まとめて公開します! トップバッターは鈴木健二YZ250F。JNCCにも参戦しており、仕様はほぼ変えてこないことが多いようです。2015年YZ250Fが発表されたばかりですが、あちらのエンジンマウントが変更されていたことに目を付けた方は鋭い。鈴木マシンも実はオリジナルで(開発モノではなく、あくまで個人の好みに合わせるための変更)エンジンマウントを変えています。この手法はもっと流行ってもいいかもしれませんね。タンクは、JECでは必要ないモノのビッグタンクを装着。なお、実はJNCC鈴蘭からマシンを密かにチェンジして…

イシゲ・コメンタリーvol.3 JMX SUGOを見て

先日の全日本モトクロス選手権菅生大会を見て思ったことを書き連ねてみます。 はっきり言って今の日本のモトクロスコースは未舗装なだけで、自然の土の状態ではなく、かなり踏固められている状態だと思います(ジャンプの前後は危険だから当然ですが)。そこに雨がたっぷり降れば下地は固く、表面はツルッツルな「いわゆる走りたくない恐怖しかない」路面だと思います。が、今回の菅生はバッチリ耕してあり、そこに大量の雨が降ったいわゆる本来の自然な状態の未舗装(ヨーロッパ? アメリカ?)的なモトクロスコース状態になったと思います。 なんでモトクロスライダーは走れなく、マディではエンデューロライダーがうまく走れるのか(あくまで一…

世界へ届け、日本のハードED

G-NET JAPANでは、グローバルな活動を目指してプロモーションビデオを公開。GEKKO-ONEのムービーも異例なビュー数を誇っており、ご存じ田中太一はハードED界で名が通っています。日本で世界的なエンデューロがでてきても、これはなんらおかしくないと考えた方がいいでしょう。 海外ライダーとのレベル差や、レース文化、社会的風土などの違いから、日本でこういった活動をすることはあまり考えられてきませんでしたが、実際はヘルズゲートやルメザーネのあるイタリアも、フィールドにありあふれているわけではありません。彼らはある程度イリーガルなことを承知しながら山で遊んだりもしてきましたし、それらがコンプライアン…

ビースト浜田コラム vol.1 いなべのEDX

三重県にあります「いなべモータースポーツランド」で行われている「エンデューロクロス」に参戦しているビースト浜田と申します。なぜかビーストというリングネーム(?)が付いておりますが本人ネコ好き、子供好きな至って温和な人間で御座いますので安心してください。ビーストという名前の由来は機会があればまたお話し致します… さて、いなべモータースポーツランドといえば日本初のエンデューロクロス常設のコースがあり(コースディレクターSO4氏がYou Tubeで見た、グレンヘレンのエンデューロクロスコースをモチーフにしたそうです)、そこで行われるレースに毎回田中太一選手も参戦してくれています。自分は昨年9月29日に行…